Production Rate of Butyiphenyl Ether in Phase Separable Type CSTR by Third Liquid Phase of Phase Transfer Catalytic System.
2002
回分反応器と流通反応器を使って,プロモブタンとフェノールからブチルフェニルエーテルを合成する反応について研究を行った.相聞移動触媒としてポリエチレングリコール(平均分子量3,000),有機溶媒にドデカンを用いたとき,水相の水酸化カリウム濃度が高くなると第3相が形成した.第3相の体積はフエノールを加えると増加したが,塩基強度は減少した.その結果,回分反応器におけるエーテル生成速度はフェノ-ル濃度に対して極大値を持った.相分離型流通式撹拌槽反応器は第3相を効率よく利用できるように工夫した流通反応器である.この反応器では,反応物を直接第3相に供給し,第3相近傍のみ撹拌を行い,生成物のブチルフェニルエーテルを含んだ有機溶媒を連続的に取り出した.反応速度は,流通反応器においてもフエノール濃度に対して回分反応器と同様の傾向を示した.供給したフェノールが完全に消費されたときに定常反応操作を行うことができた.
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