私小説というレトリック : 「私」を生きる文学

2019 
1 自己実現への模索 谷崎潤一郎の教養小説—「異端者の悲しみ」 2 情況への態度決定 古木鐵太郎の背徳小説—「吹きぶり」 3 虚無を生きる時代 堀田善衞と日野啓三—「広場の孤独」「向う側」 4 償いとしての習慣 安岡章太郎の家族小説—「海辺の光景」 5 自己救済の想像力 古井由吉の虚実往還—「雪の下の蟹」「長い町の眠り」 6 憎悪と怨恨の果て 車谷長吉の心中小説—「忌中」 7 受苦と救済の表象 夏目漱石「門」論攷—悲劇を生きる夫婦 8 言葉の編み出す力 内田百〓『冥途』論—恐怖と幻想の物語
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