A Case of Acute Pulmonary Thromboembolism Treated by Surgical Thrombectomy with a 20 Fr Argyle Thoracic Catheter

2005 
急性肺血栓塞栓症の外科的血栓除去術に20Frのargyle®ソラシックカテーテル(日本シャーウッド株式会社,東京)を使用し.血栓を効果的に除去し救命した1例を経験したので報告した.症例は43歳,女性.整形外科手術後の重症急性肺血栓塞栓症+心内浮遊血栓で緊急手術の適応となった.肺動脈内の血栓の除去に洗浄式自己血回収装置につないだ20Frのソラシックカテーテルを使用し,良好な結果を得た.このカテーテルの利点は,1)カテーテルの硬度が適当である,2)先端の形状が丸く愛護的である,3)小さいものや砕ける血栓は先端の穴から吸引し,ある程度の硬度の血栓はその形状を維持したままで除去できる,4)カテーテルの弯曲を変更でき,末梢の肺動脈を探りやすい,などがあげられる.しかし,粗暴な動作では肺動脈壁を損傷する危険性があるのでその操作に関しては注意が必要である.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []