ウイルス肝炎の自然経過と発がんリスク 発がんのpitfall はここにある

2014 
・ C 型肝炎は経口抗ウイルス薬の登場によりウイルス血症の改善が,B 型肝炎は核酸アナログ治療により肝炎のコントロールが可能になってきている.それにより,肝硬変および肝細胞がんの発症を劇的に抑制できる時代になりつつある.・ しかしながら,C 型肝炎においては,治療後の肝発がんを完全に押さえ込めたわけではなく,B 型肝炎においては若年者や肝機能正常例からの発がんもみられるため,肝機能が改善されても定期的な画像診断を行っていく必要がある.・さらに,これらの発がんリスクの高い患者のリスクを検討し,症例の絞り込みと発がん抑制のための新たな治療を開発する必要がある.
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