Preparation of cationic gold nanoparticles in aqueous solutions of 2-aminoethanethiol hydrochloride

2005 
アミノエタンチオール塩酸塩(AET)共存下で塩化金酸を還元することにより,金ナノ粒子が得られることが分かった.塩化金酸とAETの濃度を変化させて,金ナノ粒子が生成する条件を検索した.塩化金酸とAETの濃度比がおおよそ1 : 1.5の場合に安定な金ナノ粒子が生成することが明らかになった.生成した金ナノ粒子はプラスのゼータ電位(+23~+84 mV)を示すことから,粒子表面にAET由来のアンモニウム塩を有するカチオン性金ナノ粒子であることを確認できた.チオール末端ポリエチレングリコール化合物(PEG-SH)を共存させた反応溶液を用いても,粒子が生成する濃度比範囲はあまり変化しなかったが,沈殿に至るような大規模な凝集体形成は抑制された.また,PEG-SHの添加によって,生成する粒子の平均粒径が大きくなること,ゼータ電位が小さくなること(+7~23 mV)が分かった.PEG-SHはAETと競争的に金ナノ粒子に吸着し金ナノ粒子の分散安定剤として機能することが明らかになった.
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