CLINICAL STUDY OF THE PROGNOSTIC FACTORS OF PATIENTS WITH COLORECTAL PERFORATION
2005
[対象および方法]過去14年間に当院で手術を施行した大腸穿孔症例81例を対象とし,その臨床経過の各因子について死亡率を比較検討した.[結果]院内死亡は18例(22.2%)であった.単変量解析では(1)年齢70歳以上(2)心合併症あり(3)肺合併症あり(5)腎合併症あり(5)術前ショックあり(6)発症から手術までの時間24時間以上(7)穿孔部位が横行・下行結腸(8)輸血あり(9)人工肛門造設あり,の9因子で有意に予後不良であった.ロジスティック回帰を用いた多変量解析では9因子のうち(2) (4) (5)の3因子が有意であった. 3因子のうち2因子以上を満たす群の死亡率は0もしくは1因子の群に比し有意に高かった(p<0.05).また死亡例の合併症は敗血症, DICや肺炎が多かった.[結語]術前心合併症,腎合併症のある症例や術前ショックの症例は院内死亡のリスクが高く,注意深い管理を要する.
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