超大型カラー受像管用楕円開孔 (EA) 大口径電子銃
1990
30型をこえる超大型カラー受像管専用の楕円開孔 (Elliptical Aperture : EA) 電子銃を開発した.この新開発EA電子銃では, 主レンズ (EAレンズ) 口径が従来のEA電子銃の8mmに比較して, 10.4mmと30%拡大され, 主レンズ球面収差が大幅に低減した.このため, 画面中央部のビームスポット径は20%縮小された.また, 電子ビームの偏向収差による画面周辺部の解像度劣化を防ぐため, 電子銃主レンズ部に新しい構造の静電4重極レンズを組込み, そのレンズ強度をビーム偏向量に応じてダイナミックに変動させるシステムを適用した.偏向ビームは, 4重極レンズの効果で縦長に変形され, 横長に変形する偏向収差がキャンセルされる.EAレンズの最適化のため, 3次元電界内電子ビームシミュレータを用いて, 楕円開孔部, および静電4重極レンズ部の多数のディメンジョンの最良の組合せを探索した.
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
6
References
0
Citations
NaN
KQI