A CASE OF PNEUMATOSIS CYSTOIDES INTESTINALIS ASSOCIATED WITH BRONCHIAL ASTHMA

2004 
症例は83歳,男性.喘息発作と腹痛を主訴に来院.腹部は著明に膨満し下腹部を中心に腹膜刺激症状を認めた.腹部単純X線で腹腔内遊離ガスを認めたため,腸管穿孔による腹膜炎の診断で手術を施行した.手術所見では横隔膜,小腸壁に広範な気腫性変化をきたしており一部穿孔を疑う部位を含め小腸部分切除を施行した.病理所見では粘膜下層から筋層,また漿膜下層に嚢胞が存在し,嚢胞周囲に線維性の肥厚,肉芽性の変化を認めた.以上より小腸の嚢腫様気腫症と診断された.本症の治療は高圧酸素療法などの保存的治療が中心であるが,腹膜刺激症状を有する場合は消化管穿孔との鑑別が重要と考える.
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