Anastomotic Recurrence and Expressions of Carbohydrate Antigens in Hepatic Surgical Margin in Hilar Bile Duct Cancer

1999 
胆管癌において各種癌関連糖鎖抗原 (MUC1, MUC2, STn, SLx, SLa) の免疫染色を施行し, 肝側切除断端における発現と組織学的診断との比較, さらに再発形式との関連性を検討した. 対象は術後24か月以上経過観察しえた肝門部・上部胆管癌切除例の31例である. 癌部は非癌部と比較してMUC1, STn, SLxの発現陽性率が有意に高かった. 肝側切除断端におけるMUC1陽性12例中, 4例 (hm0: 2例, hm2: 2例) に吻合部再発を認めたが, 対象症例中, hm2の症例も含め肝側断端MUC1陰性例には吻合部再発は認めなかった. STn, SLx では肝側断端での発現と再発形式に関連性は認められなかった. 肝側切除断端におけるMUC1発現の有無は, 悪性度の高い細胞の残存の可能性を検索する上で有用と思われた.
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