REVERSAL CYCLIC LOADING TEST OF REINFORCED CONCRETE COLUMN WITH HIGH DENSITY LONGITUDINAL REINFORCEMENT CONFINED BY SPIRAL REINFORCEMENT

2012 
狭隘な作業環境下で柱径に制約を受ける場合は,極厚鋼管のCFT柱が用いられてきた.著者らはこれに代わる構造として,軸方向鉄筋14.8%~24.7%を高密度に配置し,これをスパイラル鉄筋で補強した“高密度配筋RC柱”を考案した.高密度配筋RC柱の地震時における損傷形態および変形挙動を確認する目的で,軸方向鉄筋比,せん断スパン比,曲げせん断耐力比を実験変数とした模型試験体による静的正負交番載荷実験を行った.実験の結果,高密度配筋RC柱は,軸方向鉄筋比,せん断スパン比,曲げせん断耐力比により損傷形態が異なるが,いずれの試験体も急激に耐力が低下することはなく,柱の回転角1/10以上の大きな変形性能が確保できることがわかった.また,曲げ終局耐力は,最大荷重時の損傷状況を考慮することで評価が可能であることを示した.
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