足底の色素性母斑を母地として発生したと考えられたAcral Lentiginous Melanoma in Situ

1989 
色素性母斑を母地として生じたと考えられるacral lentiginous melanoma in situの1例を報告した。右足底の小色素斑の単純切除後, 2回の再発を繰り返し, 術中の迅速組織診断にて悪性黒色腫が疑われたため, 拡大切除術および遊離全層植皮術を施行した。病理組織学的にはacral lentiginous melanoma in situと診断した。化学療法としてDTIC 100 mg単独5日間を2クール併用し, 手術後2年6ヵ月を経過した現在, 再発は認められない。
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