Low Grade Coal Firing in the Cyclone Furnace.

1959 
世界のエネルギー資源はますます急迫を告げつつあり, 原子力発電などの開発に伴つて石炭資源の有効利用が叫ばれている。サイクロンファーネスはその有力な方法の一つとして世界的に発展しつつあるが, 各国の石炭事情によりその発展の方向はそれぞれ異つており, 日本の場合を例にとれば低発熱量の灰分の多い低品位炭燃焼にサイクロンファーネスの利点をどの様に取入れてゆくべぎかが大きな問題である。本稿ではそのような低品位炭を対象にした場合に生ずる幾つかの問題を取あげて, 燃焼温度の上昇の方法, スラッグ溶融温度を下げる方法として良質炭などの混焼, 石灰石の添加, さらにスラッグの熱回収の必要性, スラッグの有効利用の面にも言及して綜合的な低品位炭のサイクロンファーネスによる経済的燃焼方法についてのべたものである。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []