Survey of class Ic antiarrhythmic agents for incurable supraventricular arrhythmias

1995 
2週間に1回以上の頻度で生じる自覚症状の強い発作性心房細動/粗動116例のうちの薬剤抵抗性の33例 (28%) と, 反復性心房頻拍7例を対象にIc群抗不整脈薬の効果を検討した.フレカイニド200mg, ピルジカイニド200mg, プロパフェノン450mgのいずれかが, 重複例を含めた発作性心房細動/粗動の33例中14例 (42%) に有効であった.有効例と無効例で年齢, 性別, 左室駆出分画, 左房径に有意差はなく, 発症後1年未満の例は有効例で50%, 無効例で11% (P<0.05) であり, 基礎疾患の存在は有効例で14%, 無効例で53% (P<0.05) であった.このことから, 薬剤抵抗性の発作性心房細動のうち基礎疾患がなく, 心機能の良好な, 初発症から1年未満の症例がIc群抗不整脈薬投与の良い適応であると考えられた.また, 薬剤抵抗性反復性心房頻拍に対してIc群抗不整脈薬は7例中7例 (100%) に有効で, この投与量であれは重篤な副作用はなく, 第一選択薬となり得ると考えられた.
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