有害珪藻 Eucampia zodiacus による養殖ノリ色落ち発生予察

2011 
2002 年 4 月~2009 年 3 月までの 7 年間,播磨灘における Eucampia zodiacus の個体群動態と細胞サイズの変化を調査した。本種の栄養細胞は周年観察され,本種個体群は毎年 1 回,秋季に最小となった細胞のサイズを回復した。また,サイズ回復期の平均細胞密度とサイズを回復した個体群がブルームを形成するまでに要した積算日数には,負の相関が見られた。このことから,秋季のサイズ回復時期と細胞密度を把握することによって,本種による養殖ノリ色落ち発生時期の予察が可能であると考えられた。
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