難治性潰瘍にみられたDysgammaglobulinemia Type Iの1例
1969
1才2ヵ月の男子にみられたDysgammaglobulinemia type Iについて報告した。患者は生後間もなくより気管支炎や扁桃腺炎を繰り返し,また膿瘍を多発した。頸部,腋窩,鼠径部などのリンパ節の腫大がみられた。血清免疫グロブリンIgG 6mg/dl,IgA≒0,IgM 85mg/dlよりDysgammaglobulinemia type Iと診断した。その他プラスマ細胞が骨髄検査でもリンパ節の組織検査でもほとんどみることができなかつた。
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