Effect of Mepanipyrim on Uptake of Various Substrates and Macromolecular Biosyntheses in Botrytis cinerea
1994
灰色かび病菌 (Botrytis cinerea) を供試してメパニピリム〔N-(4-メチル-6-プロプ-1-イニルピリミジン-2-イル)アニリン〕の作用機構の検討を行なったところ, DNA, RNA, タンパク, 脂質および細胞壁の生合成は100μg/mlでも影響がなかった. 一方, 10~100μg/mlでアミノ酸やグルコース等の菌体内への取込みが阻害されたが, 1μg/ml以下では阻害が認められなかった. この阻害作用は病原菌に慢性的な栄養不足をもたらし, その生育阻害に繋がると考えられる. しかし, 細胞内容物の異常漏出や細胞膜の物理的強度の変化は引き起こさないことから, メパニピリムはアミノ酸等の菌体内への取込みを阻害するものの, 細胞膜の機能を完全に破壊することはないと推定された.
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