A study on recurrent patterns of hepatoma in the remnant liver.

1990 
過去12年間に経験した108例の肝細胞性肝癌に対して53例の肝切除を行い, 肝切除後の再発形式がどのような因子によるものかを検討した.再発症例は23例, 60.5%と再発率は高率で, 再発形式には断端, 孤立性および多発性再発の3つに分類された.再発までの期間は孤立性および多発性再発はそれぞれ1,000±667,566±511日で差はなかったが, 再発確認後の生存期間はそれぞれ472±237,238±130日となり, 多発性再発群が短かった.再発危険因子としての被膜形成とその浸潤の有無, 脈管浸潤の有無, Stage分類, 腫瘍径, 肝硬変の程度, Edmondson分類, および術前集学的治療の有無により再発形式を予測できなかった.多発性再発を予測できると考えられた因子としてはHBs抗原の存在 (38.5%), AFP値の肝切除後の減少率の低値 (52.5%) および術前原発巣が複数の場合が考えられた.
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