Revision of a scale measuring puerpera'spositive feeling toword child-care life

2002 
本研究の目的は, 産褥期の母親が新たな生活に適応していく過程において, 自己の育児を中心とした新生活に対して抱く肯定的感情の程度を知るための尺度として開発した尺度 (旧尺度) を, さらに褥婦の回答負担が少なく, かつ状況把握を行うのにより適切な質問項目で構成された尺度に改訂することである。旧尺度3カテゴリー (親役割, 生活ストレス, 子どもと自己の肯定感), 28項目の9段階のリッカート尺度に, 新たな16の質問項目を付加した質問紙を作成した。この質問紙を都内2か所の総合病院で分娩し, 産褥1か月健診に来院した褥婦321名に配布し, 有効回答の得られた309名の回答をもとに分析を行った。改訂尺度は, 4カテゴリー (親としての自信, 自己肯定感, 生活適応, 夫のサポートに対する認識), 19項目5段階のリッカート尺度となった。各カテゴリーの信頼性 (Cronbach's α) は, 0.63-0.80であった。改訂尺度は, 今までより項目数が少ないにもかかわらず, 対象特性が明確に示される尺度であり, 目的は達成されたと考えられる。
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