Determination of hemolysis end point by coil planet centrifuge system with special reference to progmsis in fulminant hepatitis

1979 
急性肝炎と劇症肝炎における動的赤血球膜物性検査(CPC system)による最終溶血浸透圧の差異についての検討を行った.急性肝炎では一般肝機能検査の推移とほぼ平行して,最終溶血浸透圧は変化したが,劇症肝炎では肝機能検査,特にビリルビン値が不変あるいは悪化するにも拘らず,最終溶血浸透圧は正常値へ向う傾向を示した.GOT, GPT,コリンエステラーゼ,α1-Lp,総コレステロール,アルブミン,ビリルビンとのStepwise analysisによって得られる最終溶血浸透圧予測値と実測値の差は急性肝炎では±5mOsm以内に84%がおさまったが,劇症肝炎では70%が実測値が予測値より5mOきm以上高い値を示した.又経過と共にその差が正の方向に拡大していくことは重症化を意味した.以上の成績から,実測値と予測値の差を早期から経過を追って測定すること,又ヘパプラスチンテストetc.の肝機能検査と対比して経過をみることは,肝炎の重症化の予測に有用である.
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