Pain Control after Periodontal Surgery. The Effective Factors Concerning Pain Status.

1995 
本研究では, 歯周外科手術後に発現した痛みの検索を行い, 快適な手術後の予後の提供に関して考察を試みた。歯周外科手術を受けた患者110名, 術者21名にアンケート調査を実施した。術者から手術の種類や範囲, 対象とした歯周疾患の程度, 処置時間, 薬の処方など, 患者から一般的問診事項, 術後の痛みの程度, 発現時間, 薬剤の服用状況などを聴取した。痛みの程度の評価には, VAS (Visual Analogue Scale) を用いた。VASの平均値は33.3%, 最小値は0%, 最大値は87%を示した。性別, 年齢, 手術時間, 術野の広さ, 病態の程度などとVAS値との関係は認められなかった。しかし術式が複雑であったり, 偶発症などへの対応が不十分であるとVAS値が高くなる傾向があった。よって歯周外科手術後の痛みの管理には術者側だけでなく患者側の因子の考慮も必要と考えられた。
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