10-chloro-11b(2-fluorophenyl)-7-(2-hydroxyethyl)-2, 3, 5, 11b-tetrahydrooxazolo-[3, 2-d][1, 4]benzodiazepine-6(7H)-one(MS-4101)のラットにおける細胞遺伝学的研究

1977 
MS-4101の染色体異常誘発能を調べるためJCL-SD系ラットを用いて細胞遣伝学的研究を行なった.200mg/kg,500mg/kg,2,000mg/kgを経口的に単一投与および連続投与し,骨髄細胞の染色体を観察して,染色体異常を検索した.その結果MS-4101に起因すると思われる染色体異常は認められなかった.また,類似薬物であるdiazepam,nitrazepamにおいても染色体異常誘発能は認められなかった.しかし,陽性対照薬物のcyclophosphamideでは20mg/kg,50mg/kgの経口投与において骨髄細胞の染色体に,構造異常の増加が認められた.
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