A Case of Primary Synovial Sarcoma of the Lung

2010 
背景.肺原発滑膜肉腫はまれな腫瘍である.症例.61歳,男性.狭心症の経過観察のため当院を受診した際に,胸部X線写真で左中肺野に結節影を指摘された.fluoro-deoxyglucose(FDG)-PET CTでは肺結節のみに集積を認め,他部位には集積を認めなかった.肺部分切除で肉腫が考えられたため,左上葉切除術を施行した.病理組織では,紡錐形細胞の密な増殖を認めた.免疫染色でbcl-2蛋白,CD99が陽性,ビメンチン,S-100蛋白は一部陽性であった.reverse transcription polymerase chain reaction(RT-PCR)を用いてSYT-SSX-1 融合遺伝子転写産物を認めた.四肢の腫瘍を疑わせる理学所見は認めなかった.以上から本症例は肺原発滑膜肉腫と診断された.結論.肺原発滑膜肉腫の症例を経験した.
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