omparison of the Effects of Seasonal-Climatic Changes on Thermoregulatory Responses and Plasma Concentrations of Thyroid Hormones in Swamp Buffaloes and Cattle
1986
温帯地域(筑波地区,北緯36度)の季節的気象条件の変化が,沼沢水牛の直腸温度,呼吸数,呼気量,呼気水分蒸泄量,発汗率,酸素消費量,血漿中サイロキシン量およびトリヨードサイロニン量にどのような影響を及ぼすかを,ホルスタイン牛と比較調査した.水牛の直腸温度,呼吸数,呼気量,呼気水分蒸泄量および発汗率は,年間を通して牛より低く,逆に1回呼気量は水牛の方が高かった.酸素消費量には種間差は認められず,熱産生量は両種の間で大きな差がないことが示唆された.しかし,水牛の単位時間当りの呼気量は牛より少なく,単位呼気量当りの酸素消費量は高かった.また,全放熱量中に占める不感放熱量の割合は,水牛の方が低かった.水牛の血漿中サイロキシン量は,牛と比較すると,春に遅れて減少し,秋にはより早く増加し始める傾向が認められた.水牛の直腸温度は牛と異なり,季節的温度変化との間に高い正の相関関係があった.また両種ともに,呼吸数,呼気水分蒸泄量および発汗率と季節的温度変化との間に正の,またサイロキシンと季節的温度変化との間には負の相関関係が認められた.
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