A CASE OF CARCINOSARCOMA OF THE CALLBLADDER

2004 
症例は57歳,女性.当院内科での腹部超音波検査にて胆嚢隆起性病変を指摘され,精査加療目的で当科紹介入院.腹部超音波検査で胆嚢内に乳頭状に発育する隆起性病変を認め,腹部CT検査にて体底部内腔のほとんどを充満し比較的均一に造影されるsoft tissue density massを認めた. ERCP検査では膵胆管に明らかな異常所見を認めず,超音波内視鏡検査にて肝床部対側を主座とし,周囲臓器への明らかな浸潤を認めない胆嚢腫瘍と判断した.以上より肝・リンパ節転移を伴わない深達度SSの胆嚢癌の術前診断にて,胆嚢摘出術+肝床切除およびD2リンパ節郭清を施行した.腫瘍は4.5×4×2.5cmの結節型腫瘤で,病理組織学的には腫瘍の大部分が紡錘形細胞を主体としながらも特定の肉腫への分化を示さない肉腫様変化を伴った高分化型腺癌であった.肉腫様部分の免疫組織化学的検索により食道癌取扱い規約の癌肉腫の分類に準ずるとして真性胆嚢癌肉腫と診断した.
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