Fluorescent X-ray determination of gold and silver in copper using anion-exchange paper and filter paper

1968 
試料のうすい塩酸-硝酸系溶液から, 小さなディスク状 (φ=18mm) 陰イオン交換紙 (Amberlite SB-2) および濾紙を用い濾過法によって金および銀を分離捕集し, これらをけい光X線分析する迅速簡易な定量方法を研究した.銀が100μg以下のときは陰イオン交換紙のみでくりかえし濾過して金および銀を多量の銅から分離, 捕集する.銀が多く塩化銀の沈でんが認められるときはまず濾紙で濾別し, その濾液を陰イオン交換紙で濾過して金を捕集する.陰イオン交換紙および濾紙による金属の回収率に対する溶液組成, 濾過回数, 液量などの影響, けい光X線分析に対する共存元素の影響, その他を検討するとともに銀の捕集機構について考察を行なった.検量線のばらつきは100μg以下の金および銀に対してはσ=1~2μg, 100~1000μgの銀に対してはσ=16μg程度であった.実際試料を王水に溶かし, この方法で分析した結果, 他の方法による値とよく一致した.
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