Applicability of the helicopter electromagnetic method to preventive maintenance control on expressway slope

2011 
高速道路のり面に対する予防保全管理を行うためには,のり面の地盤状況を精度よく把握し,被害範囲を予測することが重要である。現行の事後保全管理においては,地表部からのボーリング調査や物理探査によって地盤状況を把握している。しかし,高速道路に沿って広範囲に分布するのり面に対し,今後,事後保全管理から予防保全管理に方向転換する必要に迫られており,そのためには,崩壊の危険性の高いのり面を効率的,かつ経済的に検出する必要がある。本論文は,広域的な地盤比抵抗の検出が可能な空中電磁法探査を供用路線ののり面に適用する調査実験を行い,探査手法の相違やのり面補強の金属製構造物による影響および比抵抗分布による地盤性状の把握状況を検討した。その結果,空中電磁法探査により高体積含水率分布域が検出できるなど,地盤性状を有効に把握できることを確認するとともに,高速道路のり面に対する予防保全管理への空中電磁法探査手法の適用性を明らかにした。
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