≪骨粗鬆症はどのように予防,治療するのか?≫骨粗鬆症の予防と治療に役立つ食事

2009 
治療開始前の骨粗鬆症患者の食生活研究から Ca 800 mg/day 以上の摂取,ビタミン D の栄養状態の良好な患者ほど,骨代謝亢進が抑制され,骨密度(体重・年齢補正)が高いことが明らかとなった.Ca とビタミン D の効果は相加的であった.良好な Ca とビタミン D 量を摂取するには,牛乳は毎日 200 ml/day 以上,加えてチーズ,ヨーグルト,豆腐など大豆製品,緑黄色野菜,魚類を同年代の人に比べ,多く食べる(週あたり 1.5 倍)習慣をもっていただきたい.ビタミン D は,魚を摂取する(週 3回以上)ほか,日照も大切で,筋力保持のためにも屋外での活動を勧めたい.これらの食生活は,他の生活習慣病予防も期待できる.
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