A Case of Mucinous Cystadenoma of Appendix Adhered to the jejunum and Treated with Combined Resection

2010 
症例は67歳の男性で右下腹部痛が出現し当科に入院となった。腹部CT検査では虫垂は腫大し壁肥厚を認めた。また虫垂近傍に膿瘍腔と考えられる限局性の低吸収域が存在した。以上より膿瘍形成を伴う急性虫垂炎の診断で手術を施行した。 手術所見では虫垂は著明に腫大し,虫垂の中間部で腫瘤を形成し小腸と癒着していた。虫垂切除および空腸部分切除を施行し病変を摘出した。病理検査所見は虫垂のほぼ全域に粘液嚢胞腺腫を認めた。また虫垂と一塊となっていた腫瘤は粘液瘤であった。粘液瘤は空腸と癒着し小腸の固有筋層まで粘液の侵入があった。術後経過は良好で第12病日に退院となった。空腸と癒着した虫垂粘液嚢胞腺腫は非常にまれであり文献的考察を加えて報告する。
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