石膏の〓燒温度がその性質に及ぼす影響についての研究 (第2報)

1951 
150-1300℃間の全温度域につき〓燒温度と燒石膏の諸性質との關係を比較檢討した。測定結果から死燒石膏區域は400-1100℃間にあることがわかる。Grahmann, Muller等はK2SO4-CaSO4系の共熔點の研究結果から外挿法によりβ-CaSO4→α-CaSO4の轉移點を求めて冷却時1193℃, 加熱時1196℃と報告している。本報告において1300℃燒石膏が相當活性を帶びてくるのは, 果して大氣壓下で石膏を〓燒した場合も同一轉移が起つてα-CaSO4が生成したためであるのか, 又はβ-CaSO4が石膏の分解に伴い何等かの原因で活性化されたものかについては今後引續いて檢討する豫定である。本研究は文部省科學研究費及び科學試驗研究費の補助をうけた。
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