肝動脈化学塞栓術(TACE)日めくり型クリニカルパスにおける内科・外科統一への取り組み
2009
肝動脈化学塞栓術(以下TACE)入院診療パスは,当施設では内科と外科間で診療指示や看護面において統一されていなかった。そのため業務は煩雑となり,安全性にも欠けていた。今回,パスの電子化のため日めくり型統一パスを作成することとなり,その際に診療にかかわる多職種スタッフからなる合同会議を設け,意見交換を行いながら院内統一化を試みた。TACEの診療面では,内科と外科で異なっていた周術期の薬剤の選択や投与方法,処置内容など多くの項目で統一することとした。同様に,TACEにかかわる看護ケアに関しても,病棟間の垣根を越えて可能な限り統一できるようにした。院内統一されたパスを完成させるには,診療にかかわる多職種スタッフからなる合同会議を設置し,標準化について意見交換を行いながら協力して作成することが極めて重要である。
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