The Effect of Terbutaline on Airway Epithelial Ion Transport in Sensitized Guinea Pig.
2003
近年,気管支喘息の治療薬であるdisodium cromoglycate (DSCG)は,Andersonらにより抗アレルギー作用のみでなくClチャンネルブロッカーとしての作用も報告され,喘息病態において気道上皮イオントランスポートの関与が示唆されている。今回われわれは卵白アルブミン (ovalbumin, OA)感作モルモットの気管を用いて,β刺激薬の硫酸テルブタリンのイオントランスポートへの影響についてvoltage clamp法を用いて検討した。indomethacin (IND)前処置後硫酸テルブタリン (1×10-5∼1×10-2 M) を粘膜側に投与した。ΔIsc (short circuit current)は1×10-2 Mにおいて感作群,非感作群ともに増加傾向がみられた。硫酸テルブタリン (3×10-3 M)の粘膜側投与において,ΔIscはClチャンネルブロッカーであるDPC前処置で両群とも有意に抑制された。感作群,非感作群ともにcyclic-AMP dependent Clチャンネルの活性亢進が考えられたが,明らかな相異を認めなかった。
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