Activated Carbon for Flue Gas Desulfurization Process

1971 
著者らの行なっている排ガス脱硫プロセスは, 固定床で 100~130℃ において亜硫酸ガスを吸着したのち, 水洗して活性炭を再生する方法であるので, それに用いる活性炭は亜硫酸ガス吸着性能の大きいこと, 水洗脱着速度が大きいことが必要である。著者らはさきに, 6,000 Nm3/h および150,000 Nm3/h の排ガスを処理する実験を行なったが, そのプラントに充填された活性炭は石炭を原料とし, 水蒸気賦活した造粒炭で, その諸性能は上記の条件を満足している。本報はこの活性炭の吸着性能がなにによって左右され, 水洗脱着速度が活性炭のいかなる性質に起因するかを考察したものである。その結果, 吸着性能は活性炭上にある,亜硫酸ガス酸化反応の触媒となる活性点によると考えられ,この活性点濃度は活性炭の表面積には直接的にはよらず, 原料の性質およびその処理条件によって変化すること, また, 生成した硫酸の水洗脱着速度を上げるためには, 800℃ 以上で水蒸気賦活を行ない, 活性炭の細孔径を大きくする必要があることがわかった。
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