Management of head and neck cancer in patients with liver cirrhosis

2011 
肝硬変を併存する頭頸部癌症例に対する治療方法の選択は難しい。種々の併存疾患の中で肝硬変は最も深刻であり,多臓器不全の準備状態であるからである。われわれは自験例を解析し,肝硬変の重症度と頭頸部癌治療の可否について検討した。1999年から2009年に当科を初診した肝硬変併存頭頸部扁平上皮癌症例20例(治療機会25回)を対象にした。Child-Pugh分類C群は放射線単独治療を完遂できない症例が目立ち,治療自体に限界があった。Child-Pugh分類B群は放射線単独治療の完遂は可能であったが,他の治療を選択できないと判断したため,進行癌には限界があった。Child-Pugh分類A群ではすべての治療法を行ったが,大規模手術後の合併症が目立ち,解決に向けた工夫が必要と思われた。
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