Graft Polymerization of Vinyl Monomers onto Nylon 6 Fiber by Ozone Oxidation Method.

1993 
本報では, ナイロン6繊維およびフィルムの改質を目的として, オゾン酸化によるビニルモノマーのグラフト重合について検討した. ビニルモノマーとしてはアクリルアミド, メタクリル酸メチル, および酢酸ビニルを選んだ. 実験の結果, まず, ナイロン6繊維がオゾン酸化にとってわずかではあるが分解することが明らかとなった. アクリルアミドのグラフト重合に際しては, オゾン酸化法のみでなく, あらかじめ空気中および真空中γ線照射した後でさらにオゾン酸化法を適用することにより, グラフト率の増加が認め図れた. メタクリル酸メチルのグラフト重合の場合は, オゾン酸化の処理時間を長くしてもグラフト率の増加があまり見図れなかった. 一方, 酢酸ビニルのグラフト重合の場合には, ナイロン6との相溶性が高いためグラフト率はオゾン酸化の処理時間に応じて増加していく傾向が認められた.
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