最新原著レビュー:人工膝関節置換術における脛骨コンポーネント回旋設置精度はCT ナビゲーションを用いた回旋制御器械で有意に改善する
2015
目的:本研究は,人工膝関節亜骨コンポーネント回旋設置の正確性が低下する原因解明のために,設置精度に影響する3 段階の手技における正確性を検討した.対象および方法:68膝を対象に,① 解剖学的指標を参照に回旋方向を決定する従来法,②キール孔作成までCT ナビゲーションを用い,亜骨コンポーネントは徒手的に設置するpartial-navigation 法,③亜骨コンポーネント最終固定までCT ナビゲーションで回旋を制御したfull-navigation法を比較した.結果:従来法は18.6°内旋から14.7°外旋までばらついた.Partial-navigation 法も11.3°内旋から8.1°外旋までばらつきを生じた.対照的に,full-navigation 法は2.9°内旋から2.1°外旋と,高い回旋設置精度を得た.結論:亜骨コンポーネント回旋位は,正確にキール孔を作成しても,セメント固定時にずれを生じるため注意を要する.
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