Discussions on the Suitable Drawing Direction to Recognize an Axonometric Projection Drawing

2002 
投影面, 投影線および投影対象物を認識し易い様に設定する事は, 図面を誤解させない為に重要である.本研究では立方体の直軸測投影図について, 視覚認識調査に基づき適切な描画方向に関する考察を行った.視覚認識調査では, 描画方向のパラメータθおよびφに関して規則的に行列配置した一覧図を用いたものと, 不規則なものの2種類を用いた.いずれの調査結果も, 描画方向〈θ=45°φ=30°〉およびその近傍の図が認識し易い事を示した.各面がゆがまずになるべく均等に見える事が情報伝達の上で望ましく, また日頃生活の視線を考えると余り上方からの視線は避けて作図する事が望ましいと考えられる.また不規則配置調査の結果は規則配置調査の結果と比して, 指向性が弱く, 見た目が構図として面白いと思われる方向にずれる傾向を示した.視覚が機能思考と美的思考の両面に基づいている可能性が示唆され, 一方で2種類の視覚認識調査により視覚におけるこれらのバランスを確認し得る事も期待できると考える.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []