Tokara Goats Have the Udders with Accessory Glands and Teats of Variable Sizes in High Frequency

1999 
トカラヤギの乳房を形態学的に観察した.トカラヤギでは正規乳頭の前外側に副乳頭(過剰乳頭)が出現し,全ての雌(100%)とほとんどの雄(83.3%)で確認された.雌において,副乳頭が正規乳頭から独立した小さな乳腺組織を持っているものがあり,40%で泌乳を確認した.しかし,副乳頭の大きさと泌乳能力とは必ずしも関係なく,大きな副乳頭でも泌乳しないものもあった.外部形態から,乳房は正規乳頭から離れた位置に副乳頭を持つI型(Independent type),両者が癒着しているC型(Coalesced type)ならびに副乳頭を持たないN型(Non-accessory teat type)に分類された.泌乳能力を持った副乳頭は全てI型あるいはC型乳房のものであり,大きいLおよび中間のMサイズのもので認められた.小さいSサイズの副乳頭では泌乳を認めなかった.左右の乳房ともI型乳房でLサイズおよびMサイズの副乳頭の個体が雌で37%認められた.以上の結果より,トカラヤギはほとんどの個体で副乳頭が認められ,その泌乳機能を有する雌がいることが明らかになった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []