Quantitative estimation of groundwater recharge process through a vadose zone using time-lapse cross-borehole radar profiling

2007 
新潟県長岡市の段丘礫層を対象にして行われた地下水人工涵養試験において,浸透マスからの涵養過程を,孔井間地中レーダによってモニタリングした。孔井間地中レーダの等深度プロファイルにおける走時とトップの式による体積含水率の推定をもとに,浸透マスからの浸潤速度や水分増加量等の不飽和帯にける涵養過程を定量的に評価した。コアサンプルから求めた体積含水率および涵養試験時における浸透量といった直接的な測定値との比較によってその妥当性を検証した。また土層は均一ではないため,細粒分が多く透水性の低い浅層の地盤が水理学的な抵抗層のように浸透量を制限し,下層の水分上昇を抑制している状況が推察された。孔井間地中レーダは,地下水人工涵養における不飽和帯での涵養過程の定量的評価に有効と考えられる。
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