Serum-urea nitrogen as indices of protein intake in ruminants.

1967 
反すう動物の血清尿素レベルは,飼養条件の相違によつて著しく変動する.本実験では,やぎおよびめん羊を用い,血清尿素レベルと第1胃におけるアンモニアの産生,摂取蛋白量,ならびに排泄窒素量のあいだの関係を調べた.実験結果を要約すると次の通りである.1. 血清尿素レベルは,蛋白含量の相違する飼料を給与することにより増減した.飼料給与後,約4日で尿素レベルは変動し,同一飼料を給与した場合は,ほぼ一定の値を保つた.2. 飼料の相違により,血清尿素レベルは,第1胃のアンモニアレベルと平行して増減した.3. エネルギー摂取量がひとしい場合,血清尿素レベルは,摂取粗蛋白量および摂取可消化蛋白量の増加に比例して増加した.4. 血清尿素レベルは,排泄窒素量と密接に関係した.5. 血清尿素レベルは,反すう動物における蛋白利用の指標となるであろうと考えられた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []