Significance of the Initial Symptom in the Correct Diagnosis of Testicular Torsion and its Immediate Management

1996 
1982年3月より1994年2月までに当科で手術的治療を受けた精索捻転症21例の初発症状と精巣保存の可否について検討した。初発症状は大きく2つに分けられ,陰嚢部痛が13例,下腹部痛が8例であった。これらの精巣救済率は,陰嚢部痛群が53%(7/13)であるのに対し,下腹部痛群では精巣を救済し得たものはなかった。下腹部痛のみを訴えた患者は全例,内科あるいは外科を受診し,そのうち3例は虫垂炎の手術を受けていた。下腹部痛群では患者自身も陰嚢の変化に気づいてないことが多く,第一線の医師は下腹部痛の鑑別疾患として精索捻転症の初期状態があることを念頭におく必要があると思われた。
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