A CASE OF INTUSSUSCEPTION CAUSED BY ECTOPIC PANCREAS OF THE SMALL INTESTINE

2009 
症例は90歳,男性.朝方に嘔気,嘔吐が出現し,症状が増悪したため当院救命センターに救急搬送された.腹部所見で下腹部痛がみられた.腹部CT上,小腸遠位部に腸重積が認められ,小腸の虚血が疑われたため緊急手術となった.開腹して腹腔内を検索すると腸重積は解除されており,回盲部から口側約200cmの部位に約2cm大の粘膜下腫瘤を認めた.近傍の小腸の軽度肥厚が見られ,重積部位と考えられた.重積部位以外にMeckel憩室などの異常所見はなかった.腫瘤を含め楔状に小腸部分切除を施行した.病理検査にて腫瘤は平滑筋に取り囲まれており,膵外分泌腺や内分泌腺は認められないHeinrich分類III型の異所性膵が考えられた.術後は合併症なく第14病日目に退院した.
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