当科で経験したBiphenotypic Acute Leukemia 6例の治療成績

2010 
症例は2006〜2008年に当科受診となった白血病症例のうちEuropean Group for the Immunological Characterization of Leukemia(EGIL)スコアによる診断基準を満たしたbiphenotypic acute leukemia(BAL)6 例。年齢中央値35 歳,男女比は5:1。発現している2 形質の型はB 細胞系+骨髄系3 人,T細胞性+骨髄系2 人,B 細胞+T細胞が1 人。初回治療としてAMLに準じたプロトコールを施行した症例は4 例中2 例が非寛解,残る2 例が再発した。一方,ALLに準じたプロトコール施行例は2 例中2 例が寛解を得た。寛解後療法として4 例が造血幹細胞移植を受け,1 例のみ長期生存している。寛解導入にはALLに準じた化学療法の成績がよかった。しかし,全体では治療関連死亡が4例あり注意を要した。
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