Sleep disorders in the acute state of stroke.

1997 
脳血管障害急性期の睡眠周期上の昼夜の逆転状態 (以下, 昼夜逆転) について検討した.方法 : 対象は発症当日入院の脳梗塞97例, 脳出血50例の計147例である.結果 : 昼夜逆転は43例で, (1) 70歳以上および入院時意識障害例に高率にみられた. (2) 入院時意識障害なし例では第2, 3病日以内に発症し, 意識障害あり例では92%が覚醒後3日以内に発症した. (3) 梗塞, 出血例の重症例に多い. (4) 可能な体位がpassive坐位以下の例で41例みられた. (5) 初発症状は, 日中の嗜眠傾向が15例, 夜間開眼が28例で, 精神症状は16例 (37.2%) でみられた. (6) 睡眠-覚醒リズムの異常が明らかになった時点では日中の睡眠が23例, 日中の睡眠, 夜間開眼が17例, 全日覚醒が3例である.精神症状は26例 (60.5%) でみられた. (7) 治療は日中の椅子での坐位管理とリハビリテーションを基礎とするtiapride hydrochloride投与が有用である.結論 : 昼夜逆転の早期発見と治療が重要である.
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