肝RIアンギオグラフィ, 肝血液プールシンチグラフィ (earlyおよびdelayed) による肝腫瘍血流状態の評価について

1976 
90mTc-コロイド肝シンチで欠損が認められた症例に, 99mTc-アルブミン10mCi静注直後の肝RIアンギオグラフィ, 静注5分後と4時間後のearlyおよびdelayed肝血液プールシンチグラフィを施行し, 肝腫瘍部血流状態評価を試みた。肝RIアンギオでhypervascularな所見を呈した6例中1例を除き, 5分後の肝血液プール像で非腫瘍部より低下した腫瘍部のRI放射能を認めた。またhypervascular or avascularな所見を呈した悪性病変11例中10例で5分後に比し4時間後での腫瘍部/非腫瘍部カウント比の増加を呈したのに対し, 良性病変2例ではかかる経時的RI集積増加傾向を認めず, 肝腫瘍部血流状態の経時的評価は悪性か否かの診断に有効と思われる。
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