A CASE OF INTRAHEPATIC ADENOSQUAMOUS CARCINOMA WITH DIRECT INVASION TO THE DIAPHRAGM AND THE LUNG

2008 
症例は62歳,女性.高血圧でフォロー中に検診目的のCTで肝S7~S8に腫瘤を指摘された.単純CTではlow density areaで造影後辺縁部は強く濃染し,内部は不均一であった.また,右肺下葉にも連続した異常陰影が認められた.以上から,肝内胆管癌の横隔膜,肺浸潤と診断し肝右葉切除,下大静脈楔状切除単純縫合閉鎖,横隔膜合併切除,右肺下葉部分切除を行った.病理組織学的診断は腺扁平上皮癌であった.経過良好で術後25日で退院した.術後3カ月後のCTで気管分岐部リンパ節に再発が認められた.放射線療法を施行したが効果なく術後6カ月で死亡した.PubMedおよび医学中央雑誌などで検索した結果,肝内胆管癌の横隔膜浸潤は本邦で7例の報告があったが,さらに横隔膜を越えて肺浸潤を来した症例はなかった.本例のような進行癌症例では術後早期の化学療法も考慮すべきと考えられた.
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