A CASE REPORT OF LAPAROSCOPIC CHOLECYSTECTOMY FOR EMPHYSEMATOUS CHOLECYSTITIS

2006 
急性気腫性胆嚢炎はガス産生菌によって惹起される疾患で,胆嚢内や胆嚢壁に特徴的なガス像を呈する重篤な疾患である.今回われわれは,一期的に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行しえた症例を経験した.症例は73歳,男性で,腹痛を主訴に来院,既往歴に29歳時胃潰瘍で胃切除術施行,57歳時より糖尿病の治療を受けている.腹部単純X線で胆嚢に一致してガス像を認め,腹部CTで胆嚢内ガスを認めた.全身状態は比較的良好であり,一期的に胆嚢摘出が可能と判断し,上腹部手術の既往はあったが,腹腔鏡下に手術を始め,切除摘出することが出来た.術中採取した胆汁の培養では, Eschrichia coli, Klebsiella oxytoka, Clostridium perfringensが検出された.本邦における急性気腫性胆嚢炎に対する一期的腹腔鏡下胆嚢摘出術の報告は少なく,われわれの症例を含めて現在までに6例の報告をみるのみであり,比較的貴重な症例と思われたので,若干の文献的考察を加え報告する.
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