Analysis of Factors Influencing Operative Death or Long Hospital Stay Following Surgery for Lung Cancer

2000 
[目的] 肺癌手術例における術死症例 (術後30日以内)・術後長期入院症例 (術後30日以上) を抽出し, これに関与する患者背景因子・手術関連因子を多変量解析を用い検討した.[対象] 過去6年間に原発性肺癌に対し肺部分切除以上の肺切除手術を受けた534例.[結果] 術死は12例 (2.3%), 長期入院は60例 (1L6%) であった.多変量解析の結果, 術死要因は中枢気道再建, 主肺動脈再建, T因子, 術後長期入院要因は胸壁再建, 慢性閉塞性肺疾患の合併, 肺全摘, 気管支形成が指摘された.[考察] 多変量解析の結果, 患者自身の背景因子として意味を持つものは長期入院に対する閉塞性肺障害のみで, 他の併発症に関しては術前に良好に管理されている限り重大な問題とはならない可能性が示された.術式上問題となる因子は, 胸壁合併切除, 気道再建, 肺動脈再建, 肺全摘等であった.しかし, 手術侵襲を左右する因子として通常考えられているリンパ節郭清の程度は, 術死・長期入院双方に関してその因子とは認められなかった.
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