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Clinical usefulness of Maddox rod

2004 
目的:GULDEN社製Maddox付遮眼子の臨床的有用性について確認する方法:症例観察による研究結果:症例1は28歳,女性。くも膜下出血加療後、両眼性、垂直、水平性複視と持続性の頭重感を自覚した。視力は両眼1.2。交代遮蔽試験にて正面視で偏位を認めなかった。眼球運動に異常なし。Maddox rodを用いて自覚的斜視角を測定し、左眼の滑車神経麻痺と診断できた。頭蓋内圧亢進によるものと診断し、脳圧降下薬の点滴加療にて複視、頭重感ともに消失した。症例2は28歳,男性。左眼奥の重い痛みと間歇的な複視を自覚。視力は両眼1.2。交代遮蔽試験にて正面視で偏位を認めなかった。眼球運動に異常なし。Maddox rodを用いて自覚的斜視角を測定し、左動眼神経麻痺と診断できた。MRI、MRAにて脳底動脈-後大脳動脈分岐部の脳動脈瘤が発見された。結論:GULDEN社製Maddox付遮眼子を用いた眼位検査は、偏位が微小で、水平、垂直ずれの混合した斜視症例に対して考慮すべき一方法と考える。
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