A Case of Myositis Ossificans after Fracture of Distal Shaft of Humerus

2009 
外傷後の非常に広範な骨化性筋炎を生じた症例を経験したので報告する.症例は31歳男性で,平成18年2月16日暴行を受け左肩~上腕を殴打され近医受診,骨傷は指摘されなかった.平成18年3月6日に再度暴行を受け左肘過伸展された.近医にて上腕骨遠位骨幹部骨折,上腕の非常に広範な骨化を指摘された.4週間のシーネ固定,エチドロネートの内服にて加療された.平成18年6月21日,second opinionを聞くために当院を受診した.左肘関節に著明な可動域制限があり,強い運動時痛を認めた.単純X線で上腕遠位前方に非常に広範な骨化を認めた.炎症の鎮静化を待って手術を行うつもりであったが,その後来院しなかった.約2年後の再来時,可動域制限は改善し,運動時痛もなく,骨化の範囲も縮小しており日常生活に支障はなくなっていた.
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