Postoperative endotoxemia in patients with esophageal carcinoma.

1987 
開胸手術を受けた食道癌25例について, 術前, 術後の血中エンドトキシン (Et) 値を合成基質法により測定した. 術後にEtは全例陽性となり, その最高値はいずれも15pg/ml以上と高かった. Et値は術直後ないし第1病日に最高値をとり, その後は比較的すみやかに低下する傾向がみられた. 第7ないし第14病日にEt値が再上昇する例には高頻度で合併症がみられた. 血中Et値の術後の増加の推移は, 血小板数, 血清蛋白の減少の推移と類似した変動パターンを示した. 分割手術の検討で, 食道再建術の方が食道切除術より術後のEt値が高値をとることから, 再建臓器に対する手術操作や, 再建臓器の循環障害がEt血症の発生に関与しているものと思われる.
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